品質管理流通科
洗剤のはたらき②
品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習で界面活性剤がどうして(油)汚れを落とすのか
その原理と役割について学びました。
洗剤に含まれる界面活性剤は洗濯物を傷めることなく汚れを落とすことができますが
それは界面活性剤が水になじむ親水基と油になじむ親油基(疎水基)を合わせ持つ
特異な分子構造をしているためです。
皮脂汚れなど主な原因は油成分なので界面活性剤の親油基がくっつきますが
反対の作用をする親水基は水にひっぱられるので結果として汚れは落ち
その現象をローリングアップ現象といいます。
今回は実際にごま油と毛糸や綿の布を使い浸透・分散・乳化を体験しました。
ちなみに界面活性剤は特徴別にその用途に応じて使い分けられており
シャンプーやボディソープなどに使われる陰イオン系(アニオン)や
リンスや柔軟剤に使われる陽イオン系(カチオン)などがあります。