品質管理流通科
水の硬度測定練習
品質管理流通科3年生は食品サイエンス実習で水の硬度測定練習に取り組みました。
水質の検査には有害物質の有無など様々な項目がありますが
今回は比較的身近な硬度について調べてみました。
硬度は簡単に言うと水に含まれるマグネシウムイオンとカルシウムイオンの含有量を示し
少なければ「軟水」多ければ「硬水」と呼ばれます。
その区別に優劣はないもののそれぞれメリット・デメリットが存在するため
硬度はとても大切な数値となります。
例えば日本は比較的軟水が多く軟水はお米の味をふっくら甘く引き立て
日本茶のうま味とまろやかさが出ますが
硬水で炊くと米はパサつきやすくパエリアなどに向きます。
硬水の多い地域であるヨーロッパなどでは硬水に含まれるカルシウムが
パスタのデンプンと反応しコシが出ますし肉の臭みを抑えてくれるなど食文化に関連します。
ちなみに次回は生徒が住んでいる地域の水道水の硬度をそれぞれ測ります。