品質管理流通科

2025年10月の記事一覧

カニの観察

品質管理流通科1年生はこの前の水産海洋基礎実習で採集した磯ガニの観察を行いました。

採集生物の形態観察はもちろん種の同定・標本制作までこなしました。

ちなみに今回採集した磯ガニはカニの種類としてはイソガニがほとんどで

その他にはヒライソガニとイシガニが1匹ずついました。

食品添加物(漂白剤の検出)

品質管理流通科3年生は食品サイエンス実習で身近な加工食品に含まれる漂白剤について学びました。

きざんだ試料とリン酸溶液入れた三角フラスコにヨウ素酸カリウムでんぷん用紙を反応させ

色が変化するかどうかを観察しました。

私たちがいつでも新鮮なものを手に入れられる状況(経済的にも含む)ならば

食品添加物に頼らずに生きていけばいいとは思いますが食料自給率の低い日本では

そのままでは食用にできずとも加工することによって食べられる状態にした食品を利用したり

賞味期限を延ばすことにより遠い地域の物を運んできて供給することを可能にしています。

また消費者心理的に黒ずんだ食品などはやはり敬遠されるので

品質を一定に保つ添加物の利用については一長一短なのかなとは思います。

ちなみに食品添加物の漂白剤には酸素の酸化作用を利用し色素を分解する酸化漂白剤と

亜硫酸で色素を還元して漂白する還元漂白剤があります。

豆腐を作る

品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習でタンパク質の塩析による凝集(固まること)を

学ぶために豆乳から木綿豆腐を作りました。

実際に豆腐を作り親水コロイドやにがり(塩化マグネシウム)による凝固の原理を

身を持って体験し生徒たちは驚きながらも楽しんでいました。

「料理は科学」という言葉もあるように料理をおいしくするためには

科学知識があればより上達が早いと思います。

ちなみに今回は豆腐を作るために成分の濃い(大豆固形分10%以上)豆乳と

豆腐製造に適した濃度のにがりを使用しました。

 

 

 

体育大会開催!

函館水産高校では毎年恒例の体育大会が開催されました。

この日は天候にも恵まれ絶好の日和となりグラウンドではソフトボールとサッカー

体育館ではバレーボールと楽しそうに生徒たちは汗を流していました。

ちなみに下の写真は水産食品科1年生と品質管理流通科1年生合同チームの様子です。

来年度から上記2つの学科が統合され新学科「食品創造科」へ生まれ変わります。