2025年8月の記事一覧
メロンゼリー
品質管理流通科3年生は総合実習にてメロンゼリーを製造しました。
おおきな赤肉メロンからはとても甘い匂いがし実習室は瞬く間にメロンの香りに包まれての作業となり
なかでも生徒たちは初めてカップ詰めを経験して楽しそうでした。
ちなみに今回のメロンからは例年以上にたくさんの果肉がとれたので
いつもの倍以上の大きなカップゼリーとなりました。
塩分の分離
品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習にて醤油から塩化ナトリウム(食塩)のみを
取り出す実験に取り組みました。
この実験では醤油を蒸発皿に定量取りひたすら水分を飛ばすのですが
その時にどうしても煙がたくさん出るためドラフトチャンバーを使用しました。
ドラフトチャンバーとは有害な煙などを強制排気するボックス状の機械です。
最終的にマッフル炉にて醤油を完全に灰にしたら来週はいよいよ食塩を取り出す実験です。
ちなみに2023年11月に開催された水銀に関する水俣条約第5回締約国会議にて段階的に
全ての一般照明用蛍光灯の製造や輸出入が2027年末までに終了・廃止と決定しました。
本校にあるドラフトチャンバーは20年以上前の物なので中についている照明が
蛍光灯でしたがもちろん全てLED照明に交換を終えています。
板かまぼこに苦戦
品質管理流通科2年生は総合実習で板かまぼこ作りに挑戦しました。
あらかじめ調味されたすり身を板に乗せて形を整えるだけですが
柔らかいすり身をきれいに成型するのはなかなか難しかったようです。
今回の授業ではひとり1個作成しましたがやはりそれぞれの性格が出て製品の出来に直結しました。
ちなみに品質管理流通科では基本的に同じ実習を2度は行いません。
生徒たちは幅広い知識と経験をこれからも積み重ねていきます。
食品技能コンテスト参加
毎年この時期は水産高校で食品系を学ぶ生徒が一堂に会して
その知識と技量を競う全国大会が開かれます。
その名も「全国水産・海洋高等学校食品技能コンテスト」。
今回で23回目を数えるこの大会は今年も昨年に引き続き長崎大学にご協力いただき
8月19・20日に水産学部を会場として行われました。
コンテストの内容は筆記問題と実技試験からなり
実技試験は基本実技の魚の捌き方と応用実技の有機酸の定量試験となります。
本校から今年参加したのは品質管理流通科3年佐藤龍貴くんで
夏季休業中も学校に登校しその技量を少しでも高めるため補習に取り組んでいました。
そして長崎の暑い夏に負けず熱い戦いが繰り広げられ残念ながら結果は3位。
全国から集まった強豪に一歩及ばず本人も悔しがっていましたが
とてもいい経験になったと思います。暑い中おつかれさまでした。
ちなみに佐藤くんは本校の生徒会長です。
コロナ禍で学んだこと
数年前日本を含む世界中でCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)がまん延し
マスクを探し歩いたり卒業式を含め様々なイベントが延期や中止されたり
外出の制限がかかるなど我々の行動に変化を求められたのは記憶に新しいです。
当時は品質管理流通科でも手指消毒用アルコールや手洗いの励行のため
ハンドディスペンサーの設置や施設・器具の消毒などあらゆる対策をいたしました。
もちろん今でも変わらず設置され生徒たちは実験前後に良く手を洗っています。
ニュースによると7週連続でコロナ患者が増えているそうなので
夏季休業が明けて生徒たちが学校に戻った時に油断しないよう話したいと思います。
コロナだけでなく病気になると苦しむのは自分です。みなさまもお気をつけください。