日誌
飼育生物紹介「トラザメ」
本校バイオ等では海水、淡水魚を問わず、ざまざまな海洋生物を飼育しています。
今回ご紹介するのは、「トラザメ」です。
「あ、ネコザメだ!」といいたくなるフォルムですが、トラザメです。
このトラザメは漁ろう実習で漁獲されたものを学校で飼育しているものです。
漁獲された時からおなかの大きい個体がいることはわかっていましたが、先日水槽に何かが落ちている、、、と思ったら卵でした。
サメなどの軟骨魚類の仲間には、お母さんのおなかの中で卵からふ化し稚魚で産まれる「卵胎生」と卵で産まれる「卵生」と2種の繁殖法がありますが、トラザメは後者の「卵生」です。
ラッパ状の卵殻の両端にはツタのような突起がついており、これを岩場や海藻などに固定して流されないようにします。
産まれるまでは10ヶ月程度かかりますので、赤ちゃんトラザメが産まれるまで、見守ってみたいと思います。
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