品質管理流通科
水の残留塩素測定
品質管理流通科2年生は総合実習の授業で残留塩素の測定に取り組みました。
水道水やプールでは塩素が含まれていないと微生物などが繁殖し安全ではなくなるため
その管理がとても大切です。
今回はDPD(N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン)試薬とヨウ化カリウムを利用して
遊離残留塩素と総残留塩素を測定し結合残留塩素まで求めました。
これは対象となる水に粉末薬剤を入れると色づきその濃淡を専用の測定器で比較することにより
簡単に塩素量を知る事ができるので飲料水やプールの水だけでなく排水検査など幅広く使用されます。
生徒たちは実際にしばらく使用せずにいた水道水と数分間出しっぱなしにした水道水
本校のプール水に加え外部で汲んできた地下水を調べその違いと安全性について学びました。
ちなみに昔はオルトトリジンを使用し塩素測定をしていましたが発がん性が指摘されたため
公式な使用が禁止されました。