品質管理流通科
味覚感度を研ぎすます
品質管理流通科3年生は総合実習の授業で食品の味覚判定について学びました。
これは企業などでは食品のおいしさや風味に関する評価をする方法のひとつに
官能検査と言う検査があり製品の品質管理を行う上で重要な事だからです。
写真の7つのビーカーには「五原味」と言われる
「甘味」「塩味」「苦味」「酸味」「旨味」の味をつけた水と+味をつけてない水(ダミー)2個が用意され
それぞれを口に含みどの味かを判定する識別テスト用の水が入っています。
生徒たちは舌の感覚を研ぎすましながら判定しましたが
7つ全て合っていたのは16人中1人だけでした。
この他にも同じ味の水を薄い濃度から口に含みどの段階で味を確認できたかの検査
いわゆる閾値(いきち:味を判定できる最低濃度)の測定テストも行いました。
ちなみに一般的に甘味を受入れやすいのは自身のエネルギー源として
逆に酸味や苦みを拒否しがちなのはその食品が腐敗や毒を含むのではないかという
人が自分の身を守るために備わった反射機能であるといわれています。