品質管理流通科
食品を凍結する理由
品質管理流通科3年生は総合実習にて凍結曲線について学びました。
食品は冷凍して-18℃以下にすることにより微生物の増殖が抑えられるので長持ちしますが
その温度までにいかに早く到達するかが重要です。
理由はゆっくり冷凍(緩慢凍結)すると細胞の中の水分が凍結する時に細胞壁を壊し
解凍する時に溶け出るドリップという液にうま味や栄養が逃げてしまうからです。
生徒たちは氷に塩を混ぜた寒剤で魚を冷やしながら凍るまでの温度変化を
温度計とストップウォッチとにらめっこしながら記録しグラフ化していました。
ちなみに今回使用した魚の「うみたなご」はメスのお腹の中で泳げる程度まで大きくなってから
産む卵胎生で稚魚をたくさん産むので東北地方では安産祈願として食べられたりしますが
山陰地方では逆子を避ける意味で妊婦さんに食べさせない風習があります。