品質管理流通科

納豆菌の芽胞染色

品質管理流通科2年生は総合実習で納豆菌の芽胞を観察しました。

芽胞(がほう)形成菌というのは一部の菌が持つ防衛システムのひとつで

菌にとって過酷な環境(水分が無い・高熱など)になると本体は死滅するのですが

種のように芽胞を産み落とし休眠して何年間もその環境に耐えぬいて

また良好な環境になると発芽して生育する菌の事です。

今回は納豆菌を培養したものをマラカイトグリーンなどの染色液で染めて

顕微鏡にて観察しました。

ちなみにこの芽胞は熱などにも強く加熱されても壊されずに残ることが多いので

カレーなどの加熱が不十分だと食中毒の原因となります。