品質管理流通科
2025年5月の記事一覧
pHについて
品質管理流通科2年生は食品サイエンスの実習でいろいろな食品のpHを調べました。
pHは水素イオン濃度指数の事で0~14の数字で表現され真ん中の7の中性を中心に
それより数字が小さいと酸性、大きいとアルカリ(塩基)性を示します。
生徒たちは食べるとすっぱいレモンなど予想しやすい食品だけでなく
卵白など予想しにくい食品の結果に驚いていました。
ところで梅干しはすっぱいのでpHは酸性(7未満)を示しますが
食品としてはアルカリ性食品に含みます。
これは酸性食品かアルカリ性食品かの基準は食品そのものの性質ではなく
体内で代謝(燃焼)された時にどちらかを示すが基準(梅干しはアルカリ性)となるためです。
ちなみにみなさんはpHをどう読みますか?
昔はドイツ語読みの「ペーハー」が多かったですが、
今は英語読みの「ピーエッチ(ピーエイチ)」が主流です。
過去日本では科学に関する多くの知識がドイツから流入した歴史的背景からですが
現在は計量単位規則に準じて英語読みのピーエッチ読みが多くなりました。
包装は難しい
品質管理流通科3年生では検定の実技項目のひとつとして商品の包装技術があります。
これは食品流通に関する試験のうち商品知識を試されるもので
いろいろな包み方があるので生徒たちは四苦八苦していましたが
上手に見本とおり包むことができるとやはりうれしそうです。
ちなみに写真の包み方は円筒包みといい海苔の缶などを包むやり方で上級者向けです。
昔お中元やお歳暮時期に丸井今井や棒二森屋などの店員さんが
商品をきっちり包むあの手際に見とれていた子どもの頃を思い出しました。