品質管理流通科とは
実験器具の扱いを学ぶ
品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習で2年生以降によく使うガラス実験器具の
使用方法について学びました。
基本的な実験器具ばかりでしたが中学校で使ったことのないものも多く
安全な実験の心構えを考えながらメニスカスを読み正しく計量する手順などに取り組みました。
当たり前ですが実験は基本的に安全ですが100%の保証はできません。
どんなにいい結果が出てもケガをしたりすればそれは失敗です。
器具の正しい使用と安全に実験を行う知識が一番大切なことです。
ちなみに本学科の水産海洋基礎実習では今まで海に親しむことなどを主眼に行ってきましたが
これからは少し2年生に備えた実験実習が多くなります。
カニの樹脂標本つくり(放課後補習編)
品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習4時間でカニの樹脂標本つくりに取り組みましたが
欠席したりきれいに削ることに熱中しすぎて作業が遅れた生徒たちが
放課後に実験室で続きを行いました。
思い思いの作業スピードでしたが無事終了するとうれしそうでした。
ちなみにこの補習は提出日までに完成させるため必ず出なければなりませんが
部活動や家の用事などで出られる日はその生徒よって様々ですし
帰る時間から逆算して作業するため1日で終わらないことがあります。
みかんのシラップ漬け
品質管理流通科3年生は総合実習でみかんのシラップ漬けを作りました。
温めて外果皮(フラベド)が剥きやすくなったみかんの皮を剥いて白い筋(アルベド)をとり
薄皮に包まれた中の房(じょうのう)ひとつひとつに分けます。
そのあと薄い酸と薄いアルカリ溶液でじょうのうの薄皮を剥き
十分水さらししたあとシラップと一緒にカップに入れ殺菌して完成です。
ちなみに生徒たちと話していたらみかんの缶詰を食べたことがない生徒がいて
昔はポテトサラダに半月切りした魚肉ソーセージとともに入っていた話をしても通じませんでした。
確かに今はいろんなおいしいものが世の中にあふれているのは事実ですが
みかんの缶詰は日本発祥ですからこれからも大切にしたいものです。
洗剤のはたらき
品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習で食器用洗剤を使用して
界面活性剤のはたらきと汚れが落ちる仕組みを学びました。
蒸留水で100倍・250倍・500倍・1000倍・2000倍に薄めた各洗剤液に
同じ大きさに切ったフェルトを浮かべると最初は浮かんでいたフェルトが
界面活性剤の力によりその浮力を失い沈みますが洗剤液の濃さによってその時間に差が出ます。
生徒たちはその差をストップウォッチ片手に一生懸命記録していました。
ちなみにその結果をフリーハンドでグラフにしましたがなかなか苦労していました。
リンゴジャム作り
品質管理流通科2年生は総合実習でリンゴジャム製造に取り組みました。
前に別の授業で小規模に実験室でプルーンジャムを作り原理を学び
その知識を生かして今回は製造実習に臨みました。
ちなみに瓶詰めにした今回のジャム原料は七飯町産でした。