品質管理流通科とは
CO₂ハイドレートを作ってみた!
品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習でCO₂ハイドレートなどについて学びました。
弘前大学から講師を招きその可能性などを知り実際に作ってみるという出前授業の一環です。
CO₂ハイドレートとは二酸化炭素が水分子と結合してできた固体の化合物で
カーボンニュートラル(※)達成のため地表にある二酸化炭素を固体にし
海中に封入して減らすなどの研究が進められています。
今回はCO₂ハイドレートという物質についてだけではなく
その利用価値や課題など包括的に学びました。
今年もご尽力くださった国立大学法人弘前大学の杉江瞬様を始めみなさまのご協力に感謝いたします。
ちなみに品質管理流通科では毎年同様の講座を実施しています。
※温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡化させ最終的に排出量を実質的にゼロにすること
卒業考査最終日
3年生は1月30日で4日間に渡り実施された卒業考査が終わります。
最終日に朝のSHRが行われていた品質管理流通科の教室に行ってみると
あらためて担任の先生の飛ばした檄に対し生徒たちは最後まで努力する意気込みを語っていました。
ちなみにJRやいさりび鉄道の運休などにより受けられなかった
テストがある生徒たちは後日追考査を受験することとなります。
クロロフィルの分離
品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習で海藻に含まれる葉緑素について実験しました。
陸上の植物や海藻は光合成のために「クロロフィルa」という色素が含みますが
このクロロフィルaは太陽光の中の赤系と青系の光を吸収するので
吸収されず反射された緑色に陸上の植物は見えることが多いのです。
これは海藻にも同じことが言えて水中ではその生息する水深によって届く光の波長が違うため
その光を一番効率よく多く吸収できるように進化し各種タンパク質などを含むようになった
その結果として緑・赤・黒など様々な色に見えるようになりました。
今週は準備をし次週ペーパークロマトグラフィーという手法でこの色素の有無を調べます。
ちなみに生きている時は褐色の昆布やわかめが熱を通すと緑色になるのは
フコキサンチンという色素が熱分解しクロロフィルaが優勢になるためです。
生菌数検査
品質管理流通科2年生は総合実習で生菌数検査を行いました。
今日は前回自分たちで準備し滅菌した道具を使い
検体の鶏ひき肉にどれだけ菌がいるのか調べるという実習でしたが
生徒たちは初めて使う道具や機械が多く戸惑っていましたが
なんとか寒天培地をシャーレに作りストマッカーにかけた検体を滴下しました。
ちなみにこのあと数日間35℃の定温で菌を増殖させてできたコロニー数から
菌数を測定することとなります。
最後の実習
3年生は27日から卒業考査が始まりその後2月末ごろまで家庭学習期間になります。
つまり授業がなくなり学校に出てこないので品質管理流通科3年生の実習は今回で最後です。
この日の応用微生物実習では前回自分で培養したカビなどを顕微鏡で観察・スケッチしました。
ちなみに卒業考査期間は30日までの4日間です。
最後の総合実習
3月に卒業を控えた品質管理流通科3年生はこの日が最後の総合実習となり
毎年恒例の「餅つき」に挑戦しました。
昔は子孫繁栄などを願い結婚式や新築祝いなど「ハレの日」の行事として行われてきましたが
この頃餅つきすることはめっきり減りました。
そのため経験のある生徒も少なく日本の伝統文化に触れる一助として本学科では実施しています。
ちなみに今年作ったのはいちご大福です。
課題研究発表会
品質管理流通科3年生は「課題研究」の発表会を行いました。
この授業は班に分かれ自分たちで課題を探し決定したあと
問題解決のために1年間試行錯誤を重ねて出した成果を発表するものです。
本学科は食品系なのでもちろん食に係わるものの発表が多いのですが
海藻を利用したハンドクリーム作りなどユニークな研究もありました。
3年生のみなさん1年間おつかれさまでした。
ちなみに品質管理流通科の1・2年生もこの発表会を参観し
次年度以降自分たちの研究・発表につなげていきます。
食品の生菌数検査(準備編)
品質管理流通科2年生は総合実習で食品の生菌数測定のための準備を行いました。
生菌数検査は検査時に他の細菌の混入を防がないと意味をなさないので
使う器具や生理食塩水などはすべて滅菌したものを使用する必要があります。
今日は使用器具を滅菌するための包装や使用する標準寒天培地の秤量などを行い終了しました。
ちなみにこのように滅菌しなくても使い捨てで滅菌済みの器具も販売されてはいるのですが
まずは基礎から滅菌の意味とその方法を理解し学ぶことが大切だと考えています。
カビの培養
品質管理流通科3年生は応用微生物実習でこれまで取り組み学んできた
知識と経験をフル動員しカビの培養に取り組みました。
単純にカビと言っても人類にとって有用なものもあればもちろん有害なものもあります。
有用なものには「こうじ菌(コウジカビ)」などがありますが
食品を食べられなくする「アオカビ」も抗生物質を作る上では必要です。
このようにカビは有用・有害は一概には言えないので
知識を持って付き合うことがとても大切になります。
ちなみに今回は培養に取り組み次回は観察します。
ホタテガイの解剖
品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習でホタテガイの解剖を行いました。
日本で獲れているホタテガイの約80%は北海道産でありとても重要な水産物のひとつです。
生徒たちは1人1枚ずつ与えられたホタテガイをほたてむきと解剖はさみを使い
形態観察のため閉殻筋(貝柱)や外套膜(ヒモ)などに分けて生物の共通性と多様性
からだの作りの違いを理解し海の生き物への興味関心を深めました。
ちなみにホタテガイは主に育てて獲る養殖漁業による生産が主ですが
生まれて1年間育てた稚貝を放流し海底で2~4年間成長させて漁獲する「地撒き方式」と
稚貝をロープやかごに入れて海中に吊るし1~2年かけて成長させ漁獲する「垂下方式」があり
「地撒き方式」は主にオホーツクや根室海峡などで「垂下方式」は噴火湾などで行われます。
学校始まりました!
本校は1月15日に冬季休業が明けて学校生活が再開いたしましたが
品質管理流通科ではさっそく初日から実習が始まり活気が戻ってきました。
ちなみにこの日は3年生の総合実習でした。
あけましておめでとうございます(戻ってきたボンベ)
みなさまあけましておめでとうございます。
今年も函館水産高校および品質管理流通科をよろしくお願いいたします。
ところで品質管理流通科には真空包装機があり
ガス置換による包装もできることは前に書きましたが
このたび無事に窒素ガスの補充を終えてガスボンベが戻って参りました。
これでまた冷凍食品の「焼きおにぎり」やフリーズドライの「みそ汁」などを作れます。
良いお年を!(年末の大掃除始めました)
本校は12月26日から生徒たちが冬季休業(冬休み)に入り
品質管理流通科の実験・実習室はしばらく使用しないので大掃除を始めました。
対象は長靴や実験室の排水口・黒板消しクリーナーなど多岐にわたりますが
夏場に大活躍してくれたエアコンもキレイにしました。
ちなみに教室のワックスがけは春休みに行う予定です。
今年も1年ありがとうございました。
みなさま良いお年をお迎えください。
食品中に含まれる色素とpH
品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習で中華麺と紫キャベツ色素を使い
調理中のpHによる色調変化を調べました。
pHは一般的に水質確認などに使われることも多いですが
その値のコントロールによって微生物の繁殖を抑えたり
食品の変色や乳製品などの分離・沈殿などを防ぐことができるので
pH値の管理はとても重要になります。
ちなみに食品のクレームの中には食品の色調変化(色が悪くなる)などがあるので
その原因を学び今後に活かしたいと思います。
石けんとけん化
品質管理流通科2年生は総合実習で先月末に食品サイエンス実習で学んだ知識を活かし
界面活性剤の一種である石けん(普通石けん)作りに挑みました。
今回は「けん化」という手法を使い油脂と水酸化ナトリウムをよく混ぜ
「けん化」させたあとに食塩を添加して石けん分子を集めてそれ以外の物質は
塩とともに沈殿させて分離(塩析)することによってニートソープを作り上げました。
ちなみに今回使った油は使用後のサラダ油でいわゆる廃油です。
バイオリアクターの作成
品質管理流通科3年生は応用微生物実習でバイオリアクターの原理を学びました。
バイオリアクターとは微生物や植物・動物細胞などの生物を利用して有用物を作る装置のことで
例えば医薬品やバイオ燃料などたくさんの利用例があります。
ちなみに今回のテーマは酵母によるグルコースの分解でした。
ガスの補充
品質管理流通科の実習室の真空包装機にはその横にいつもガスボンベがあり
当たり前なのですが使用するたびにガス量が減っていくので補充が必要です。
この機械に使うガスは不活性化ガスの1つである「窒素ガス」で主に食品を袋詰めするときに
そのままでは袋中の酸素によって微生物の繁殖や酸化により食品の劣化が進むので
酸素に変わる気体として窒素に置き換えて劣化を防いでいます。
これを置換法といいますが前提として人体に無害な気体でなければいけません。
ちなみに下の写真の輪の中にいつもあるガスボンベはガス充填のため業者さんのところにいます。
食品技能検定実技試験
品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習で食品技能検定1類の実技試験を行いました。
この試験は実技と筆記試験の両方合格すると資格が得られますが
今回は前回練習した経験を活かしイワシの三枚おろしと腹開きにチャレンジし
悪戦苦闘しながらも試験を終えました。
冬季休業明けには筆記試験などが行われ合否がわかります。
ちなみにこの食品機能検定1類は検定に合格することにより
シーフードの基本的な知識・技術を習得したことが認定されます。
チキンレッグくん製の完成
品質管理流通科3年生は総合実習で先週ソミュール液に漬けて一定期間おいたチキンレッグを
約90℃で40分蒸し上げた後くん煙をかけて真空包装して完成させました。
品質管理流通科では水産物だけではなく農畜産物加工にもいろいろチャレンジしますが
今回はクリスマスに合わせた季節感あふれる製造となりました。
ちなみに今回くん煙をかけるときに使ったウッドは肉にも魚にも合う「桜」でした。
金属元素を色で知ろう(炎色反応)
品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習でアルカリ金属やアルカリ土類などの塩を
固形燃料にして点火し金属特有の色の違いを観察しました。
金属塩の種類によっては裸眼で見ても別の色に見えて惑わされることがあるので
コバルトガラスを通して観察することも大切です。
ちなみに花火はこの炎の色の違いを利用して様々に色を変化させています。