品質管理流通科とは
カニの樹脂標本の仕上げ①
品質管理流通科1年生は前に七重浜で採集した磯ガニをポリエステル樹脂で固めました。
今回の水産海洋基礎実習はその仕上げとして樹脂のデコボコした表面を
耐水サンドペーパーで一心不乱に削る作業となります。
ちなみに流し固めた樹脂は思ったよりも表面がゆがんでいるので平らにするために
それこそ修行僧のように削る作業を繰り返すのでそれに耐え忍び自分と向き合う心が大切です。
乳酸菌数の測定
品質管理流通科3年生は総合実習で市販の乳酸菌飲料を使い乳酸菌数の測定に挑みました。
写真にあるようにクリーンベンチ内で試料を希釈したあとに
前回自分で用意したBCP加プレートカウント培地を使用し培養します。
インキュベータという定温を維持できる機械で72時間培養後その数を測定することとなります。
ちなみに今回の試料はNewヤクルトです。
発色剤の効果を知ろう②
品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習で前回の実習で仕込み
1週間冷蔵庫で熟成させた豚もも肉を使用して発色の違いを学びました。
前回塩こしょうだけ塗り込んだもの(A)とそれに発色剤として亜硝酸ナトリウムを足したもの(B)に
加えてAに食紅で色をつけたもの(C)をゆでてその違いを観察しましたが
写真の通りだいぶ色合いなどの違いが出ました(上からB→A→C)。
ちなみにこの実習を行ったのは29日(肉の日)でした。
着色料の検査
品質管理流通科2年生は総合実習で羊毛の毛糸を使い
合成着色料と天然着色料のそれぞれの性質とその利用方法を学びました。
簡単に言うと合成着色料のタール色素が酸性下では羊毛を染色する性質を利用して
その食品に使用されている色素の判別を行いましたがそれぞれ違いがはっきり出ました。
ちなみに毛糸に昔函館の十字街などにあった「ちはるや」の名前が
書いてあるシールが貼ってありとても懐かしく思いました。
ケルダール法による粗タンパク質の定量②
品質管理流通科3年生は食品サイエンス実習で前回処理した試料を使い
粗タンパク質の定量を行いました。
実際には機械が大部分の処理を行ってくれるので作業量は多くないのですが
最後の仕上げとしてきっちりと各班ごとに滴定をしこの日の実習を終えました。
ちなみに今回試料としたのはブリの若魚であるイナダでした。