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2024年9月の記事一覧

機関工学科3年生総合実習 R6.9.24

夏の暑さも和らいで、秋らしい気持ち良い風が吹くようになりましたが、

機関工学科3年生は熱い気持ちで実習に取り組んでいます。

気持ちだけではなく、実際に熱くて暑いわけですが。

それは何かといいますと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重油炉の中で鉄を焼いております。

『鉄は熱いうちに打て』という言葉がありますが、

鋼材を900~1000℃程度に加熱します。

 

 

大きなハンマーで叩き、決まった長さまで伸ばします。無闇に叩くと変形してしまうので、三人一組で意気を合わせて取り組みます。

 

 

 

 

 

叩いて形を整え、温度が下がって色が暗くなってきたら炉に戻して再度加熱を何度も繰り返します。

熱いうちに何度も打って鍛える。

これが『鍛造』です。

鍛造した鋼材は、このあとヤスリを使った手仕上げでハンマーに変身します。

柄を通す部分はボール盤で穴を開けて、フライス盤で加工します。鍛造自体はあと1回ですが、ハンマーを仕上げることができるのは12月までかかります。卒業記念品として良いものができるよう期待しています。