音楽部の活動日誌

函水サウンド

ニッチもさっちもいきません

 大きい音は目立ち(他をかき消し)、小さい音は埋もれがちです。しかしながら、全ての音がバランス良く聞こえるためには、音色(帯域)のセッティングが重要となります(もちろんソロなど、目立って良いところは単純なボリュームアップも可です)。
 例えば、同音量と同周波数帯でセッティングしたギター同士が弾いてしまうと、お互いの音が食い合ってしまい聞こえが悪くなります。もちろんベースやドラム、ボーカルも一緒です。バンド内の人数が増えれば増えるほど、帯域や音量を棲み分けてバランスをとってあげることを考える必要があります。特定の帯域は非常にかぶりやすいため、各パートでのニッチ(隙間)を探さなければならず大変です。

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Aメロがどうしても…

 現2年生バンドは、ギタリストが二人おり、曲により両方がソロを弾くツインリードの形をとっています。どちらかが際立ちすぎることなく、どちらも際立つ、そんな演奏を目指しているところです。
 イントロ終わりの歌い始め導入部分を、よくAメロと言いますが、本日(8/28)は原曲にないフレーズを加えたこのAメロのバッキングパートに疑問符が出たため弦楽器隊で確認作業です。ここで忘れてはならないのがベースの存在。両方の音を包み込む大事な役割を担ってくれています。細かい部分を練習する時こそ、ベースの偉大さを感じます。 

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キーンじゃなくピーンかな

生徒『先生、ピッキングハーモニクスってどうやるんですか?』

顧問『言語化して伝わるかは微妙だけど、言葉にするなら…』
  『ピックを(深く)持ち、アタックの次の瞬間、弦に親指側面が一瞬
   触れるとハーモニクス音が出るよ!よし、実際にやってみよう!』

生徒『先生、これで合ってますか?』
  「キーン(弦がフレットに当たる音)」

顧問『う~ん、その音はフレットに当たったノイズかな。こうだよ。』
  「ピーン(ピッキングハーモニクスが出た音)」

生徒『あッ!全然違う音ッ!』

顧問『練習あるのみだね!』

生徒『はいッ!!』

  といったやりとりを経て、ピッキングハーモニクスを習得した2年生ギタリスト。楽曲中に織り交ぜて弾いてくれるのが楽しみです。

機材メンテナンス②

 以前に修繕作業を行った接着部分も完全に硬化したため、あるべき部品同士それぞれを組み合わせたら修理もついに完了です。楽器の特性上、使用頻度が高くなったり、どうしても経年劣化は免れられないものなため、普段から丁寧に扱うことや、こうしてメンテナンスすることが大切となります。大人数で共用している物品は特に重要です。

機材メンテナンス

 例年、夏休み期間中は各パートの個人練習等に加え、顧問も機材メンテナンス活動に励みます。学祭シーズンでは時間が足りず、処理し切れていないかった破損等を修理しておかなければ、日々の活動に支障が出るためです。その日のうちに完了するものもあれば、時間をかけなければならないものあったりと様々です。

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活動発表の裏側

 去る7/21(日)に北鳳祭での活動発表が行われました。前日のリハーサル、当日の演奏と順調に見えていたライブでしたが、実はその裏側では機材トラブル(ベースアンプの音量ノブ破、バッチケーブルのハンダ外れ、ベースペグの経年劣化破損、エンドピン抜けからのジャックナット粉砕)が頻発する事態が発生していました。どのトラブルも代用品やその場の修理で事なきを得ましたが、本日(7/26)ようやく、ライブ当日の朝に力尽きたベースペグの交換を行いました。
 ライブ本番が近づくと力が入りすぎてしまうことが一番の原因でしょうか…。

 

令和6年 音楽部 活動発表

 北鳳祭2日目は一般公開日。本日(7/21)、ギリギリまで心配されていた降雨もなく、天候にも恵まれて標記を行うことができました。1年生にとっては初ライブ。前日のリハーサルも確認に余念がありませんでした。2年生にとっては成長を確かめる良い機会。当日は今春卒業した元部長も、応援に駆けつけてくれました。たくさんの支えがあって行えた本発表会。自他共にどのように響いたのか、改めて考えながら糧としていきましょう。
 末筆となりますが、足をお運び下さった皆様、誠にありがとうございました。


~演奏楽曲~
 #1 修羅/DOSE
 #2 小さな恋のうた/MONGOL 800
 #3 LOSER/米津 玄師
 #4 calc./伊東 歌詞太郎
 #5 世界が終わるまでは…/WANDS
 #6 内秘心書/ONE OK ROCK
 #7 オレンジ/SPYAIR
 #8 ピースサイン/米津 玄師

「覚悟」とは

 本日(7/20)は学校祭1日目(校内祭)でした。午前はクラスステージ、午後は生徒会企画と精一杯頑張った後は、明日の一般公開に向けて各所での準備です。音楽部は明日が本番(ライブ)となるため、使用する機材を音楽室から体育館へ移動してのリハーサル。天候は相変わらずスッキリしない様子ですが、何とか学校祭終了まで保ってくれることを祈って本日は終了です。泣いても笑っても明日が本番。

『覚悟はいいか?オレはできてる』

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音楽部員の憂鬱

 北鳳祭開催をいよいよ明日に控え、本日(7/19)は明日の校内祭準備と並行し、楽曲調整に入っています。1年生の足りないパートは2年生がサポートし、1つずつ楽曲を仕上げるため練習に励みます。
 演奏の出来も心配ですが、同じくらいスッキリとしない憂鬱な天候も心配です。残念なことに学校祭はあいにくの雨模様となりそうです。しかしながら、晴れ晴れ愉快な演奏となるかは、神のみぞ知るといったところでしょうか…。

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