2024年4月の記事一覧
さば水煮〔MKN〕製造③(M2)
ゴールデンウィークも折り返し地点。登校日である本日(4/30)、水産食品科2年生はほぼ1日の実習となります。前回はさばの二枚おろしを行い、魚体サイズやさばく際の感覚を覚えました。本日は二枚おろしとは若干手順が異なることから、生徒の戸惑いが包丁へ表れている様子。それでも前回と同じ部分では、その反省点を活かして作業を行うことができていたようです。
【本日の工場長(横井)は語る】工場長業務が意外と多く感じました。班作業を抜けての業務でしたので、いざ工場長業務を終えて班へ戻った際、どこまで作業が進んでいるか混乱する場面もありました。けれども工場長として軽量缶の存在に気づけたので良かったです。
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歩留りとは(M1)
本日(4/26)の水産食品科1年生の実習では、標記について学習しました。本格的な製品製造はまだまだ先となりますが、そのための前段階知識として、標記計算は避けては通れません。毎年のことではありますが「割算」について、苦手・拒否反応を示す一定数の生徒たち。今年は苦手派閥が少数派といった印象。それでも水産食品科では一から割算について復習します。
※歩留(ぶどま)り ・・・ 加工前の原料重量を100%としたとき、そこから不可食部(骨・ヒレ・内臓など)を除いて残った、加工後の原料(精肉)原料のパーセント(回収率)。値が多ければ多いほど、無駄(フードロス)なく有効利用できているということ。
【どっちの歩留りが良い?】 ※原料A ー 不可食部A’ = 精肉B として
歩留り = (B ÷ A)×100 で導きます。
①リンゴ(300g:A)を食べるため、不可食部(皮・種・芯の計45g:A’)を除去した。
→ 精肉Bは、255g。 ⇒ (255 ÷ 300)× 100 = 85%
②バナナ(140g)を食べるため、不可食部(皮60g)を除去した。
→ 精肉Bは、80g。 ⇒ (80 ÷ 140)× 100 = 57.1%
よって①の方が歩留りが良い(食べるところが多い)ということになります。
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さば水煮〔MKN〕製造②(M3)
本日(4/24)の水産食品科3年生では、前回実習を反省材料として各班で課題を設定し、前回同項目である標記実習に臨みました。どの班も特に意識したのは「歩留り(ぶどまり)」。可食部と不可食部の見極め、特に胸ビレ付近や尾ビレ付近の肉を効率よく利用するよう心掛けました。どんなに気を配っても最後には使い切れない(規定量に届かない)ハンパ肉が発生します。1缶でも多く製造できることがフードロスにつながります。
【本日の工場長(菊地)は語る】先週に比べて歩留りを意識し、皆取り組んでくれたおかげで無駄なくできていたと思います。スピード面でも前回以上にできていたように感じました。
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さば二枚おろし①(M2)
本日(4/23)の水産食品科2年生では標記実習が行われました。これまで練習してきた魚体処理(背開き・三枚おろし)の技術を駆使し、原料の加工を行いました。あえて小さい魚体サイズを選んでの実習となりますが、目的とする最終製品に合わせた選択となっています。大きいサイズだけを良しとせず、小さいサイズも視野に入れ製造をすることが大切です。本日の処理原料は塩水漬け、そして風乾処理を行った後、今後の実習で用いられる予定です。
【本日の工場長(吉田)は語る】全体の流れもそうでしたが、工場長業務もやることが多く大変でした。それでも皆スムーズに動けていたので、今後もそれを続けていけたらと思います。
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授業参観(M科)
本日4/21(日)は、本来であれば休日となります。しかしながら、平日に比べ多くの保護者が休日ということもあり、この日を好機と捉え標記参観とPTA総会、そして学年別懇談会が催されました。
水産食品科1年生では「公共」、水産食品科2年生では「水産流通」、水産食品科3年生では「食品管理B(科目内科目)」の授業がそれぞれ行われました。
中学校までとは異なった専門科目の授業がスタートする1年生。特に担任の先生と保護者との顔合わせ、ということもあり、緊張した面持ちの授業となっていたようです。
末筆となりますが、足をお運びいただきました保護者・関係者の皆様、誠にありがとうございました。
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