日誌

2024年10月の記事一覧

さけスライス処理①(M3)

 全道水産クラブへ学科代表として参加する、未利用魚班の2名が欠席となった本日(10/30)。水産食品科3年生では過日追加処理を終え、一次風乾を行った原料をスライスする処理が行われました。水分が抜けて硬くなった原料を薄くスライスするこの作業ですが、身が崩れないよう気をつけるとともに、自身の指を切らないよう注意を払うことが大切です。力任せに包丁を使うのではなく、しっかりと刃をスライドさせて切る技術が求められます。

【本日の工場長(髙田)は語る】
 全体的な作業スピードは速かったのですが、スライスしたものの中に、厚みのあるものが混ざっていた点は改善が必要と思いました。工場としての業務は普段に比べ、忙しいことは特にありませんでした。

 

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りんごジャム〔ALJM〕製造(M2)

 見学旅行明けとなる水産食品科2年生の本日(10/29)実習は、七飯産のりんご(規格外品の「紅林」・「ひめかみ」)を原料に標記瓶詰を製造しました。表面をしっかりと洗浄し、不可食部(ヘタ・タネ・芯など)を除去します。その後、4~8等分したものをクラス全員で薄くスライスし、サイレントカッターでさらに細かくします。一度煮熟した原料は、パルパーで圧搾後に再煮熟・ゲル化したら瓶へ規定量を充填します。普段の魚原料とは異なる製造工程で、生徒たちも新鮮な気持ちで実習に臨めたようです。

【本日の工場長(小島)は語る】
 普段原料としている魚に比べ、りんごはとても扱いやすかったです。1班の小泉くんが主力として動いてくれたので、とても早く作業を終えることができました。

 

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無菌操作①(M3)

 本日(10/28)の水産食品科3年生、食品管理Aの科目内実験での一コマ。無菌操作を学習するため、標準寒天培地の分注操作を行いました。上昇気流が発生するガスバーナーの傍で、必要最小限にシャーレのフタを開閉し、培地を注ぎ入れます。空気の流動を抑え、落下細菌はもとより机上の菌が舞い上がり、混入しないよう細心の注意を払って作業を行いました。

さけ三枚おろし①(M3)

 朝から重い雲がのしかかり、冷たい雨が降りしきる本日(10/23)水曜日。3年生の総合実習では、前回ラウンド処理を行った原料の追加処理を行いました。中骨に包丁が当たる感覚を頼りに、上身・下身・中骨と原料を三枚におろします。以前に経験した作業ではありましたが、久し振りに行うとやはり苦戦する生徒も中にはいたようです。それでも勘を取り戻し、実習終盤には大多数の生徒はスムーズに原料を処理できていました。

【本日の工場長(髙田)は語る】
 久し振りに三枚おろしに挑戦しましたが、前回よりも上手にできたと思います。おろした身にヒレが残り、それを除去することで身がまた崩れてしまう点が難しかったです。

 

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測定機器説明(M1)

 本日(10/18)の水産食品科1年生の基礎実習では、実習製品を検査する際に使用される各測定器具について学びました。初めて目にする器具が多い中、実際に教員補助を得ながら、どのように測定するのか、その使用方法を体験してみました。特に真空度の測定については、ミスすると検査結果が測定不能で処理されるので、緊張しながらの体験となりました。

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さけラウンド処理②(M3)

 本日(10/16)の水産食品科3年生の実習は、先週に引き続き標記処理を行いました。毎年お声がけいただき参加している北斗市主催の茂辺地さけ祭について、残念ながら不漁により今年は開催中止(本学科の製品販売も中止)となってしまいました。しかし、少なからず確保できていた原料をもとに実習が行えているのは幸いです。3年生は先週、そして昨年にも下処理を経験しているだけあり、スムーズな作業が行えていました。

【本日の工場長(竹内)は語る】
 魚体表面にヌメリがあり、力が入りづらく処理がしにくかったです。ですが、前回よりも上手にできましたので、次回は歩留りに気を付けて魚体をおろせたらと思います。

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さば味付け〔MKC〕缶詰③(M2)

 本日(10/15)は5月末以来となる標記を製造しました。約5ヶ月経ち、それなりに技術も向上してきている2年生たち。前回64.3%の歩留りに対して、今回68.4%と着実に値が伸び成長を感じさせてくれる実習となりました。原料を無駄なく効率的に使用できることが、SDGs・フードロスに寄与することの一つと本学科では考えております。

【本日の工場長(齊藤)は語る】
 工場長は意外とやることが多くて驚きました。また、特有の責任感もあるため、ミスは許されないと感じました。次の実習も頑張りたいと思います。

 

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実験器具の説明(M1)

 水産食品科1年生の毎週末午後は、基礎実習が行われています。本日(10/11)は基本的な実験器具の説明とその取り扱い方法について学びました。高校入学までに使用した器具もあれば、初めて見る器具もあり、名称や使用用途が分からない物も中には混ざっていたようです。この機会に覚えておきましょう。

 ※写真担当不在だったため、昨年写真でイメージ下さい。何卒ご容赦下さい。

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科内選考(M3)

 実習を午前に終え、本日(10/9)の午後は、全道水産クラブ発表大会に学科代表として参加する研究班の選考会が行われました。代表となったチームは、函館水産高校の水産食品科の代表として、小樽水産高校、厚岸翔洋高校、天売高校の代表チームと研究成果を競い合うことになります。4月から開始された課題研究授業、その現在までのまとめとして、各班の研究成果発表にも自然と熱が入ることになりました。結果は、2位と若干0.2ポイント差で勝利を奪取した「未利用魚の利用」を研究する班が学科代表に選ばれました。忙しくなりますが、研究のブラッシュアップと発表会、頑張って下さい!

 

さけラウンド処理①(M3)

 毎年不漁を嘆いている気がするさけ原料。本学科の秋の風物詩となる「さけトバチップス」の製造に向けた製造実習が、本日(10/9)より開始されました。前回までは型の小さなからふとますを使用していましたが、今回は大きいしろさけが原料となります。決してたくさんある訳ではない原料を前に、数少ない貴重な経験として丁寧に作業を行いました。せっかくの機会、すぐにラウンド処理はせず、工程を寄り道して「新巻鮭」の製造方法もレクチャーしつつの下処理となりました。

【本日の工場長(對馬)は語る】
 2回目となるラウンド処理でしたが、前回の反省を活かし集中してできたと思います。作業途中、メスの魚体が混じっており、それを引き当てた自分にビックリしました。

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