品質管理流通科

品質管理流通科とは

沈殿滴定に挑戦

品質管理流通科3年生は食品サイエンスの実習で市販の醤油中の食塩の量を

調べるため硝酸銀を使った沈殿滴定を行いました。

品質管理流通科にとって食品中の成分量を調べる技術の習得はとても大切なことです。

この実験は慣れるのに多少のセンスと時間がかかりますが

生徒たちは苦労しながらも取り組み結果を出していました。

ちなみに含有される成分を調べることを定性試験といい

今回のように含有されている量を調べることを定量試験といいます。

顕微鏡について

品質管理流通科には光学顕微鏡がありいつも微生物実験などに活用しています。

ただ1台あたりの重量がかなり重いためその収納棚もかなり頑丈です。

写真の収納棚は顕微鏡が本校に納品されたときに取り出しやすく

そしてその重さに耐えられるように大工さんに造ってもらったものです。

かなりの年月が経ち東日本大震災なども経験しましたが

びくともせず顕微鏡を守ってくれています。

 

ウニの人工授精

品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習にてウニの人工授精と解剖に取り組みました。

本学科は食品系ですが基礎実習では海に親しむことを目的にいろいろチャレンジします。

生徒たちは生きたウニを恐る恐る触っていました。

ちなみに今回のキタムラサキウニ(地方名ノナ)は本校海洋技術科より提供を受けました。

いつもありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いいたします。

レトルトカレー製造

品質管理流通科3年生は総合実習にてレトルトカレーを製造しました。

各調理をした規定量の肉や野菜を人海戦術で袋に詰め封をしたあとに殺菌しますが

量が多すぎても少なすぎてもいけないので生徒はいつにも増して慎重に計量していました。

ちなみに本学科で製造するのは毎年チキンカレーです。

食塩の分離

品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習で前回処理した醤油の灰から

食塩を取り出す実験に取り組みました。

今まで学んだ知識を活かしひだ折りしたろ紙をセットした漏斗(ろうと)で

蒸留水に溶かした醤油の灰をこした水を蒸発させると食塩が徐々に析出してきます。

生徒たちはガスバーナーから出る熱の暑さに耐えながら実験を続けていました。

ちなみに写真に載っている今回使用した蒸発皿は生徒たちの生まれるずっと前から

本校にある古強者です。