日誌
水産食品科の取り組みを紹介します!
歩留りとは(M1)
本日(4/26)の水産食品科1年生の実習では、標記について学習しました。本格的な製品製造はまだまだ先となりますが、そのための前段階知識として、標記計算は避けては通れません。毎年のことではありますが「割算」について、苦手・拒否反応を示す一定数の生徒たち。今年は苦手派閥が少数派といった印象。それでも水産食品科では一から割算について復習します。
※歩留(ぶどま)り ・・・ 加工前の原料重量を100%としたとき、そこから不可食部(骨・ヒレ・内臓など)を除いて残った、加工後の原料(精肉)原料のパーセント(回収率)。値が多ければ多いほど、無駄(フードロス)なく有効利用できているということ。
【どっちの歩留りが良い?】 ※原料A ー 不可食部A’ = 精肉B として
歩留り = (B ÷ A)×100 で導きます。
①リンゴ(300g:A)を食べるため、不可食部(皮・種・芯の計45g:A’)を除去した。
→ 精肉Bは、255g。 ⇒ (255 ÷ 300)× 100 = 85%
②バナナ(140g)を食べるため、不可食部(皮60g)を除去した。
→ 精肉Bは、80g。 ⇒ (80 ÷ 140)× 100 = 57.1%
よって①の方が歩留りが良い(食べるところが多い)ということになります。
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