音楽部の活動日誌

2024年8月の記事一覧

ニッチもさっちもいきません

 大きい音は目立ち(他をかき消し)、小さい音は埋もれがちです。しかしながら、全ての音がバランス良く聞こえるためには、音色(帯域)のセッティングが重要となります(もちろんソロなど、目立って良いところは単純なボリュームアップも可です)。
 例えば、同音量と同周波数帯でセッティングしたギター同士が弾いてしまうと、お互いの音が食い合ってしまい聞こえが悪くなります。もちろんベースやドラム、ボーカルも一緒です。バンド内の人数が増えれば増えるほど、帯域や音量を棲み分けてバランスをとってあげることを考える必要があります。特定の帯域は非常にかぶりやすいため、各パートでのニッチ(隙間)を探さなければならず大変です。

前回の練習風景はこちらをクリック

Aメロがどうしても…

 現2年生バンドは、ギタリストが二人おり、曲により両方がソロを弾くツインリードの形をとっています。どちらかが際立ちすぎることなく、どちらも際立つ、そんな演奏を目指しているところです。
 イントロ終わりの歌い始め導入部分を、よくAメロと言いますが、本日(8/28)は原曲にないフレーズを加えたこのAメロのバッキングパートに疑問符が出たため弦楽器隊で確認作業です。ここで忘れてはならないのがベースの存在。両方の音を包み込む大事な役割を担ってくれています。細かい部分を練習する時こそ、ベースの偉大さを感じます。 

前回の練習風景はこちらをクリック

キーンじゃなくピーンかな

生徒『先生、ピッキングハーモニクスってどうやるんですか?』

顧問『言語化して伝わるかは微妙だけど、言葉にするなら…』
  『ピックを(深く)持ち、アタックの次の瞬間、弦に親指側面が一瞬
   触れるとハーモニクス音が出るよ!よし、実際にやってみよう!』

生徒『先生、これで合ってますか?』
  「キーン(弦がフレットに当たる音)」

顧問『う~ん、その音はフレットに当たったノイズかな。こうだよ。』
  「ピーン(ピッキングハーモニクスが出た音)」

生徒『あッ!全然違う音ッ!』

顧問『練習あるのみだね!』

生徒『はいッ!!』

  といったやりとりを経て、ピッキングハーモニクスを習得した2年生ギタリスト。楽曲中に織り交ぜて弾いてくれるのが楽しみです。

機材メンテナンス②

 以前に修繕作業を行った接着部分も完全に硬化したため、あるべき部品同士それぞれを組み合わせたら修理もついに完了です。楽器の特性上、使用頻度が高くなったり、どうしても経年劣化は免れられないものなため、普段から丁寧に扱うことや、こうしてメンテナンスすることが大切となります。大人数で共用している物品は特に重要です。

機材メンテナンス

 例年、夏休み期間中は各パートの個人練習等に加え、顧問も機材メンテナンス活動に励みます。学祭シーズンでは時間が足りず、処理し切れていないかった破損等を修理しておかなければ、日々の活動に支障が出るためです。その日のうちに完了するものもあれば、時間をかけなければならないものあったりと様々です。

前回の修理風景はこちらをクリック