品質管理流通科

品質管理流通科とは

食品の生菌数検査(準備編)

品質管理流通科2年生は総合実習で食品の生菌数測定のための準備を行いました。

生菌数検査は検査時に他の細菌の混入を防がないと意味をなさないので

使う器具や生理食塩水などはすべて滅菌したものを使用する必要があります。

今日は使用器具を滅菌するための包装や使用する標準寒天培地の秤量などを行い終了しました。

ちなみにこのように滅菌しなくても使い捨てで滅菌済みの器具も販売されてはいるのですが

まずは基礎から滅菌の意味とその方法を理解し学ぶことが大切だと考えています。

カビの培養

品質管理流通科3年生は応用微生物実習でこれまで取り組み学んできた

知識と経験をフル動員しカビの培養に取り組みました。

単純にカビと言っても人類にとって有用なものもあればもちろん有害なものもあります。

有用なものには「こうじ菌(コウジカビ)」などがありますが

食品を食べられなくする「アオカビ」も抗生物質を作る上では必要です。

このようにカビは有用・有害は一概には言えないので

知識を持って付き合うことがとても大切になります。

ちなみに今回は培養に取り組み次回は観察します。

 

ホタテガイの解剖

品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習でホタテガイの解剖を行いました。

日本で獲れているホタテガイの約80%は北海道産でありとても重要な水産物のひとつです。

生徒たちは1人1枚ずつ与えられたホタテガイをほたてむきと解剖はさみを使い

形態観察のため閉殻筋(貝柱)や外套膜(ヒモ)などに分けて生物の共通性と多様性

からだの作りの違いを理解し海の生き物への興味関心を深めました。

ちなみにホタテガイは主に育てて獲る養殖漁業による生産が主ですが

生まれて1年間育てた稚貝を放流し海底で2~4年間成長させて漁獲する「地撒き方式」と

稚貝をロープやかごに入れて海中に吊るし1~2年かけて成長させ漁獲する「垂下方式」があり

「地撒き方式」は主にオホーツクや根室海峡などで「垂下方式」は噴火湾などで行われます。

学校始まりました!

本校は1月15日に冬季休業が明けて学校生活が再開いたしましたが

品質管理流通科ではさっそく初日から実習が始まり活気が戻ってきました。

ちなみにこの日は3年生の総合実習でした。

あけましておめでとうございます(戻ってきたボンベ)

みなさまあけましておめでとうございます。

今年も函館水産高校および品質管理流通科をよろしくお願いいたします。

ところで品質管理流通科には真空包装機があり

ガス置換による包装もできることは前に書きましたが

このたび無事に窒素ガスの補充を終えてガスボンベが戻って参りました。

これでまた冷凍食品の「焼きおにぎり」やフリーズドライの「みそ汁」などを作れます。

良いお年を!(年末の大掃除始めました)

本校は12月26日から生徒たちが冬季休業(冬休み)に入り

品質管理流通科の実験・実習室はしばらく使用しないので大掃除を始めました。

対象は長靴や実験室の排水口・黒板消しクリーナーなど多岐にわたりますが

夏場に大活躍してくれたエアコンもキレイにしました。

ちなみに教室のワックスがけは春休みに行う予定です。

今年も1年ありがとうございました。

みなさま良いお年をお迎えください。

食品中に含まれる色素とpH

品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習で中華麺と紫キャベツ色素を使い

調理中のpHによる色調変化を調べました。

pHは一般的に水質確認などに使われることも多いですが

その値のコントロールによって微生物の繁殖を抑えたり

食品の変色や乳製品などの分離・沈殿などを防ぐことができるので

pH値の管理はとても重要になります。

ちなみに食品のクレームの中には食品の色調変化(色が悪くなる)などがあるので

その原因を学び今後に活かしたいと思います。

石けんとけん化

品質管理流通科2年生は総合実習で先月末に食品サイエンス実習で学んだ知識を活かし

界面活性剤の一種である石けん(普通石けん)作りに挑みました。

今回は「けん化」という手法を使い油脂と水酸化ナトリウムをよく混ぜ

「けん化」させたあとに食塩を添加して石けん分子を集めてそれ以外の物質は

塩とともに沈殿させて分離(塩析)することによってニートソープを作り上げました。

ちなみに今回使った油は使用後のサラダ油でいわゆる廃油です。

 

バイオリアクターの作成

品質管理流通科3年生は応用微生物実習でバイオリアクターの原理を学びました。

バイオリアクターとは微生物や植物・動物細胞などの生物を利用して有用物を作る装置のことで

例えば医薬品やバイオ燃料などたくさんの利用例があります。

ちなみに今回のテーマは酵母によるグルコースの分解でした。

ガスの補充

品質管理流通科の実習室の真空包装機にはその横にいつもガスボンベがあり

当たり前なのですが使用するたびにガス量が減っていくので補充が必要です。

この機械に使うガスは不活性化ガスの1つである「窒素ガス」で主に食品を袋詰めするときに

そのままでは袋中の酸素によって微生物の繁殖や酸化により食品の劣化が進むので

酸素に変わる気体として窒素に置き換えて劣化を防いでいます。

これを置換法といいますが前提として人体に無害な気体でなければいけません。

ちなみに下の写真の輪の中にいつもあるガスボンベはガス充填のため業者さんのところにいます。

 

食品技能検定実技試験

品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習で食品技能検定1類の実技試験を行いました。

この試験は実技と筆記試験の両方合格すると資格が得られますが

今回は前回練習した経験を活かしイワシの三枚おろしと腹開きにチャレンジし

悪戦苦闘しながらも試験を終えました。

冬季休業明けには筆記試験などが行われ合否がわかります。

ちなみにこの食品機能検定1類は検定に合格することにより

シーフードの基本的な知識・技術を習得したことが認定されます。

チキンレッグくん製の完成

品質管理流通科3年生は総合実習で先週ソミュール液に漬けて一定期間おいたチキンレッグを

約90℃で40分蒸し上げた後くん煙をかけて真空包装して完成させました。

品質管理流通科では水産物だけではなく農畜産物加工にもいろいろチャレンジしますが

今回はクリスマスに合わせた季節感あふれる製造となりました。

ちなみに今回くん煙をかけるときに使ったウッドは肉にも魚にも合う「桜」でした。

金属元素を色で知ろう(炎色反応)

品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習でアルカリ金属やアルカリ土類などの塩を

固形燃料にして点火し金属特有の色の違いを観察しました。

金属塩の種類によっては裸眼で見ても別の色に見えて惑わされることがあるので

コバルトガラスを通して観察することも大切です。

ちなみに花火はこの炎の色の違いを利用して様々に色を変化させています。

さんまの開き干し

品質管理流通科2年生は総合実習でさんまの開き干しづくりに取り組みました。

煮干しやかつお節・魚の開きなどに代表される乾製品は乾燥させることで

水分活性を低下させ微生物の繁殖を阻害し長期間の保存を可能にした食品です。

しかし昔の先人たちは科学的な裏付けや知識が乏しいなか

生活の知恵としてこのような製品を作り出したことにいつも驚きます。

ちなみに今回のさんまは北海道産ですが箱入りの冷凍さんまが

1匹1匹冷凍エビフライのようにトレーに乗っているとは思いませんでした。

キレート滴定

品質管理流通科3年生は食品サイエンス実習で水の硬度をキレート滴定によって調べました。

前回は学校で作っておいた標準液で練習しましたが

今回は実際に自分たちが住んでいる市町村の水道水を使い計測にチャレンジしました。

ちなみに水道水は主に市町村別に整備されますが

同じ北斗市でも上磯地区と大野地区は採水場所が違うため硬度が違います。

本校で使用されている水道水は上磯ダムから清川浄水場へ導水ポンプで送られた表流水です。

 

 

イワシをおろす

品質管理流通科1年生は水産海洋基礎実習で食品技能検定に向けた

練習のためイワシの三枚おろしと腹開きに挑戦しました。

食品技能検定とは全国水産高等学校長協会によって実施されており

水産食品に関する総合的な知識や技術の習得などを目的とする検定で

近年食の安全・安心への高まりから水産高校生以外も受験しているようです。

ちなみに練習の結果は包丁を使ったことがほとんどない生徒も多く

イワシは無残な姿になってしまったものも多かったです。

保存方法としてのくん製

品質管理流通科3年生は総合実習でチキンレッグのくん製作りに取り組みました。

現在はチーズやウイスキー・ナッツなど気軽に家庭でくん煙をかけ

その薫りを楽しむことも多くなりましたが

本来くん製にする目的は煙に含まれる殺菌成分の浸透や

長時間のくん製による水分活性の低下により微生物の繁殖を抑え

食品を長期間保存することにあります。

今日は生徒たちが調整したソミュール液(いわゆる調味液)に漬け込みましたが

これから数日間漬けてからその後蒸し上げてくん煙をかけ来週には完成します。

ちなみに今回の原料は東北産でした。

 

酢と油と乳化

品質管理流通科2年生は食品サイエンス実習でマヨネーズ作りに取り組みました。

目的は本来混ざらないはずの酢と油がなぜ混ざるようになるのかを科学的見地から考え

普段食べている食品への理解を深めるためです。

ちなみにマヨネーズに何につけるか(かけるか)を生徒たちに聞いたところ

あたりめやポテトチップスなど多種多様でした。

せいぜいキュウリやポテトサラダしか思い浮かばなかった私は時代が変わったなと思いました。

 

製品のバラツキを調べよう

品質管理流通科2年生は総合実習で製品がきちんとできているか内容量について調べてみました。

製造された製品には必ずバラツキが発生しこれが小さい場合は問題となりにくいですが

大きくなると内容量の不足など重大な問題が発生する可能性があります。

今回は管理図(シューハート管理図)を用いてそのバラツキが異常原因(見逃せないバラツキ)か

偶然原因(許しえるバラツキ)なのかを統計的手法で調べました。

簡単に言うとすべての製品を計量しグラフ化することで原因を調べたということです。

ちなみに今回の検査には自分たちが作ったびん詰めのサケフレークを使いました。

 

水の硬度測定練習

品質管理流通科3年生は食品サイエンス実習で水の硬度測定練習に取り組みました。

水質の検査には有害物質の有無など様々な項目がありますが

今回は比較的身近な硬度について調べてみました。

硬度は簡単に言うと水に含まれるマグネシウムイオンとカルシウムイオンの含有量を示し

少なければ「軟水」多ければ「硬水」と呼ばれます。

その区別に優劣はないもののそれぞれメリット・デメリットが存在するため

硬度はとても大切な数値となります。

例えば日本は比較的軟水が多く軟水はお米の味をふっくら甘く引き立て

日本茶のうま味とまろやかさが出ますが

硬水で炊くと米はパサつきやすくパエリアなどに向きます。

硬水の多い地域であるヨーロッパなどでは硬水に含まれるカルシウムが

パスタのデンプンと反応しコシが出ますし肉の臭みを抑えてくれるなど食文化に関連します。

ちなみに次回は生徒が住んでいる地域の水道水の硬度をそれぞれ測ります。