水産食品科の取り組みを紹介します!
製造実習室を見学しよう(M1)
本日(10/4)より後期の基礎実習が再開された水産食品科1年生。後期からは製造実習に向けて、食品に関する内容がより色濃くなってきます。特に進級後の2年生からは、毎実習で製造を行う頻度が高まるため、その心構えを養うことが必要となります。初めて製造実習室へ足を踏み入れた1年生たち。上級生がどのような機材を使って実習をしているか、これからの自分たちに当てはめて学ぶ時間となりました。
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さけ筍〔SM〕缶詰(M3)
水産食品科3年生も本日より製造実習再開です。過日のさけ水煮(PSN)缶詰の製造に引き続き、本原料のもう一つの定番となる標記を本日(10/2)は製造しました。大きめな孟宗竹(筍の水煮缶詰)と、前回使用の小ぶりなからふとますを原料として用います。初めて処理する筍はカット幅が定められていましたが、これまで培った技術を用いて難なく処理することができました。
【本日の工場長(田中)は語る】
工場長として巻締機付近にいたところ、真横で2度ほどブザーが鳴ってビックリしました。実習の作業自体は比較的グラム合わせもしやすく、充填もしやすかったと感じました。
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さばオイル漬け〔MK4〕缶詰②(M2)
考査期間のため先週の実習はお休みでしたが、本日(10/1)より後期の製造実習が再開されました。過日処理した二枚おろしのさばを原料に標記を製造します。7月以来となる標記実習となりますが、以前に比べてスムーズに動けていたように感じます。2年生も折り返し地点となり、様々な場面で成長を感じている生徒も多いように思われます。
【本日の工場長(佐藤)は語る】
業務自体はそこまで難しいことはありませんでしたが、普段の業務より工場長としての業務は、また違った責任感を感じました。今回の実習は油を使う実習だったので、清掃を念入りにするなど大変でした。
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体験乗船(M1)
前日まで天候が心配された標記でしたが、本日(9/26)若干の風はあるものの降雨なく実施することができました。乗船経験のない生徒も中にはおり、初めての実習船に興味津々。接岸中はこみ上げる諸々を何とか凌いだものの、岸壁を離れた湾の外では、うねりを伴う海況にそのつらさを吐露する生徒も若干名いたようです。それでも、皆と食べる昼食、船内での稼業体験や釣りなど、思い出深いものにになったのではないでしょうか。時化もあれば凪もある、人生にも似た波模様ですが、この一回で船を敬遠せずに次の機会に海と船に親しんでもらえたらと思います。
末筆となりましたが、実習船管理室や若竹丸の皆様には、この度の乗船に際しご高配いただき誠にありがとうございました。
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さけ水煮〔PSN〕缶詰②(M2)
本日(9/24)は過日3年生でも行われた標記を製造しました。原料入荷の都合上、必ずできるという実習ではないため、2年生も貴重な製造体験として行うことができました。普段扱っているさば原料比べ、サイズ感はさほど変わらない小ぶりな原料でしたが、肉質は水気が多く柔らかいため、身を押し潰さないよう丁寧な処理を心掛けました。
【本日の工場長(鈴木)は語る】
缶詰へ注液した水の計り直しなどがあり大変でしたが、楽しい実習でした。次回の実習では、もう少しテキパキと動けるように頑張りたいと思います。
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さば味噌煮〔MKB〕缶詰④(M3)
翌週の17日(火)から始まる期末考査を目前に、本日(9/11)の水産食品科3年生では標記を製造しました。考査前の製造は本日で一区切りとなります。昨日に比べたら太陽が陰っている分、比較的涼しい中での実習が行えました。前回の水煮の反省を活かし、今回の味噌煮を製造できていたように感じます。
【本日の工場長(新谷)は語る】
急遽の役割変更で担当となった工場長役。久し振りに工場長を務めましたが、前の工場長役の時に比べると、全体的にすごく早く作業を終わらせており、皆の成長を感じました。
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さば水煮〔MKN〕缶詰⑦(M2)
朝晩は気温もだいぶ落ち着き、過ごしやすくなってきましたが、日中はまだ気温も高く額に汗することとなった本日(9/10)。先週に引き続き、水産食品科2年生では標記を製造しました。前回アクシデントを反省材料とし、本日の課題に設定しておりましたが、反省点も改善されてしっかりとできていたように感じられる実習となりました。
【本日の工場長(外山)は語る】
缶詰のダブルチェック業務がプレッシャーもあり大変でした。本日は長崎大学からの見学者もあり、見られている緊張感もありましたが、とても良い経験となりました。
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さば水煮〔MKN〕缶詰⑥(M3)
風がほど良く抜ける近頃ではありますが、未だ日差しは強く日中の気温は高くなる本日(9/4)となりました。3年生も基本に立ち返り標記を製造します。本日の各班を比較したところ、原料を無駄なく充填できた班が、一番の製缶数となっていました。実習の性質上、最後まで作業をしている班に早く作業を終えた班の余剰肉が集まってしまいますが、如何にそれを少なくするかが重要となります。
【本日の工場長(寺嶋)は語る】
工場長としてダブルチェックの作業をしていたのですが、各班がしっかり確認をしてから持ってきてくれたので、作業も少なく済みました。全体の作業は3校時中には清掃も終わっていたので、早かったと思います。ちょっとしたトラブルもありましたが、楽しく実習ができました。
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さば水煮〔MKN〕缶詰⑤(M2)
基本に立ち返った本日(9/3)は標記を製造しました。前回の原料に比べて今回の原料は型も良く、捌き応えのあるものとなりました。久し振りすぎて工程を忘れるアクシデントもありましたが、徐々に勘を取り戻していたように感じます。肝心な歩留りに関しては、原料の処理ロスが少なく製造缶数も多かった3班が、僅差で一番低い数値となりました。1缶あたりに充填するグラム量の上限と下限、歩留りが低くとも製缶数が高めに変わる点も考えて欲しいところです。
【本日の工場長(大東)は語る】
工場長業務は思った以上に仕事はありましたが、楽しく行うことができました。アクシデントもあったようですが、全体的にスムーズにできていたと思います。
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カッター実習①(M1)
天候にも恵まれた本日(9/2)の水産食品科1年生の実習は、機関工学科の協力を得て標記実習を行いました。カッター実習と言っても何か工作するというわけではなく、刃物のカッターではなく「カッター艇」に上艇しての実習を指します。今回が初見となったカッターについて、基本的な構造や漕艇方法を一から教えていただきました。
末筆になりますが、ご協力いただいた機関工学科の先生方、誠にありがとうございました。
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中和滴定(M3)
本日(9/2)の食品管理Aの科目内実験では、先週に引き続き標記について学びました。本来であれば危険な薬品を用いることもある本実験。ビーカーを利き手、ビュレットコックを反対手で同時操作する性質上、安全バージョンとして「食酢」と「こんにゃく液(水酸化カルシウム)」を代用しての滴定操作を行いました。指示薬としてフェノールフタレイン溶液を加えると、滴下したアルカリ分に反応し、ほんのりピンクに色づきます。薄いピンク色でストップすると中和完了です。
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操作の確認①(M3)
本日(8/30)の食品管理Aの科目内実験では、前回学習した安全ピペッターの操作方法について、手順の確認として簡単な実技テストを行いました。安全ピペッターの取り付けから、器具標線に液面(メニスカス)をしっかりと合わせ、最後の一滴まで排出できるかがポイントとなります。緊張した様子でしたが皆しっかりとできていました。
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さけ水煮〔PSN〕缶詰①(M3)
昨日の雨はすっかりと通り過ぎ、本日(8/28)は穏やかな日差しが差し込む実習となりました。原料価格高騰によって実に約8年振りとなった標記製造品。秋口にはさけトバ製造でしろさけを扱うことはありますが、本製品は小ぶりなからふとますを原料として製造が行われました。初めてのさけ缶詰に生徒も興味津々です。
【本日の工場長(寺本)は語る】
初めて経験したさけ缶詰でしたが、皆スムーズにできていたと思います。フィッシュカッターは今回初めて使いましたが、とても難しく感じました。
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さば二枚おろし②(M2)
生憎の大雨となった本日(8/27)の水産食品科2年生の実習は、ジメジメとした湿気にも負けずに標記実習を行いました。思い起こせば昨年のこの時期は記録的な猛暑となり、暑さに負ける生徒も多数いたことが思い出されます。今年は不安視されていた猛暑も影を潜め、実習に影響が出ていないことが救いです。
本日使用した原料はこれまでの水煮や味付け、味噌煮の缶詰に用いる原料よりも小ぶりなもの。二枚おろしにして干し網で干された原料は、今後のオイル漬け缶詰の原料となります。先の3種類の缶詰は6号缶規格。オイル漬けは角缶規格となりますので、原料サイズを調整することも必要となります。年度当初に一度経験しているだけあって、スムーズな包丁捌きで下処理を終えることができました。
【本日の工場長(高橋)は語る】
久し振りの実習だったこともあり、腹を切り開くときに骨が出過ぎるほど切ってしまいました。けれども、その後にしっかり修正したり、工場長として声がけをしたり指示出しをすることができました。
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実験器具の取り扱い②(M3)
先週に引き続き、食品管理Aの科目内実験風景。本日(8/26)は「ホールピペット」と「安全ピペッター」の操作を体験。危険な薬品をとる場合、特に必要となる安全ピペッターですが、試薬に見立てた水を使用して操作方法を学びました。また、ホールピペット内に残った最後の1滴を排出する方法もこの機会に学びました。
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実験器具の取り扱い①(M3)
食品管理Aの授業風景。本日(8/23)はこれからの科目内実験の導入として、「共洗い」についてのグループシェアリングを行いました。化学実験では欠かせない操作となりますが、なぜこれが必要なのかを身近な体験を元に皆で考えます。
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一夏の成果(M科)
長い夏休みを終え、本日(8/23)より授業が再開されました。水産食品科では夏休み期間中に2つのイベント(「第10 回全国水産・海洋高等学校 産業教育意見・体験発表会(M科)」と「第22回 食品技能コンテスト」)に参加していたため、全校集会の中で改めて表彰していただきました。
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第22回 食品技能コンテスト(M科)
8/20(火)~8/21(水)の間、長崎県にある長崎大学を会場として行われた標記大会へ、本学科の髙田千里子さんが参加してきました。北は北海道から南は沖縄と、全国にある水産・海洋系高校の代表13名が参加し、食品技能検定で培った知識や技術を競い合いました。
全ての競技終了時点で、トップ2名の総合得点は同点(その場合は筆記競技の得点で優劣をつける)。結果は惜しくも総合準優勝となりましたが、大学の施設見学や通われている学生さんとの交流もさせていただき、競技以上に大変実りある大会となりました。
末筆となりますが、本コンテスト実施においてご尽力いただきました、長崎大学の皆様、校長協会ならびに食品部会の皆様、関係者の皆様、誠にありがとうございました。
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第10 回全国水産・海洋高等学校 産業教育意見・体験発表会(M科)
8/6(火)~8/7(水)の期間、札幌を開催地として行われた標記発表会。去る6月の映像審査において三水校(函館・小樽・厚岸)の中から、北海道代表に選ばれた本校水産食品科3年生の長澤さんが参加しました。
今回の発表タイトルは「水産高校で得られたもの」。入学してからこれまでの水産高校生活で培った経験より、如何に自分が成長し、可能性や視野を広げることができるようになったか、将来の目的意識を明確化することができるようになったかを発表しました。全国の水産・海洋系高校の地区代表が一堂に会す場ということもあり、緊張の連続となりましたが、精一杯自分の想いを会場に伝えてくれたと思います。
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水産食品科へようこそ(M科)
天候には恵まれませんでしたが、来校者数には恵まれた本日(7/29)午前の一日体験入学。例年になく保護者様の入りも多く、これからの進路を考える中学生の皆さんとともに、水産食品科(以下M科)の紹介をさせていただきました。M科の名刺代わりと言えば、やはり課題研究授業(地域や企業とのコラボ事例)。昨年度までの研究まとめの紹介や、保有する施設の見学・体験項目を通してまずはご挨拶。一番の目玉は、本日手伝いのM科上級生と中学生との交流会。せっかくの機会に聞いてみたい「あんなこと」や「こんなこと」、短い時間ではありますが有意義な時間を過ごしていただけたのなら幸いです。
末筆となりますが、お足元の悪い中にもかかわらず足をお運びいただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました。10月には第2回体験入学も予定しておりますので、お時間ある中学生の皆様はお申し込みください。もちろん体験項目は本日とは別内容となります。
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