日誌

水産食品科の取り組みを紹介します!

さば味付け〔MKC〕缶詰③(M2)

 本日(10/15)は5月末以来となる標記を製造しました。約5ヶ月経ち、それなりに技術も向上してきている2年生たち。前回64.3%の歩留りに対して、今回68.4%と着実に値が伸び成長を感じさせてくれる実習となりました。原料を無駄なく効率的に使用できることが、SDGs・フードロスに寄与することの一つと本学科では考えております。

【本日の工場長(齊藤)は語る】
 工場長は意外とやることが多くて驚きました。また、特有の責任感もあるため、ミスは許されないと感じました。次の実習も頑張りたいと思います。

 

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実験器具の説明(M1)

 水産食品科1年生の毎週末午後は、基礎実習が行われています。本日(10/11)は基本的な実験器具の説明とその取り扱い方法について学びました。高校入学までに使用した器具もあれば、初めて見る器具もあり、名称や使用用途が分からない物も中には混ざっていたようです。この機会に覚えておきましょう。

 ※写真担当不在だったため、昨年写真でイメージ下さい。何卒ご容赦下さい。

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科内選考(M3)

 実習を午前に終え、本日(10/9)の午後は、全道水産クラブ発表大会に学科代表として参加する研究班の選考会が行われました。代表となったチームは、函館水産高校の水産食品科の代表として、小樽水産高校、厚岸翔洋高校、天売高校の代表チームと研究成果を競い合うことになります。4月から開始された課題研究授業、その現在までのまとめとして、各班の研究成果発表にも自然と熱が入ることになりました。結果は、2位と若干0.2ポイント差で勝利を奪取した「未利用魚の利用」を研究する班が学科代表に選ばれました。忙しくなりますが、研究のブラッシュアップと発表会、頑張って下さい!

 

さけラウンド処理①(M3)

 毎年不漁を嘆いている気がするさけ原料。本学科の秋の風物詩となる「さけトバチップス」の製造に向けた製造実習が、本日(10/9)より開始されました。前回までは型の小さなからふとますを使用していましたが、今回は大きいしろさけが原料となります。決してたくさんある訳ではない原料を前に、数少ない貴重な経験として丁寧に作業を行いました。せっかくの機会、すぐにラウンド処理はせず、工程を寄り道して「新巻鮭」の製造方法もレクチャーしつつの下処理となりました。

【本日の工場長(對馬)は語る】
 2回目となるラウンド処理でしたが、前回の反省を活かし集中してできたと思います。作業途中、メスの魚体が混じっており、それを引き当てた自分にビックリしました。

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さば味噌煮〔MKB〕缶詰⑤(M2)

 本日(10/8)の水産食品科2年生では標記を製造しました。過日の日誌中でも触れましたが、本日は成長についてを多くの生徒が感じられる実習となりました。普段であれば各班につく担当教員と協働しての作業となりますが、自然とそのサポートに頼らず、全班スムーズに実習が行えていたと感じたようです。それは生徒だけではなく、担当した教員も生徒主体で動けていた印象を持ちました。次を考えて行動する、お互いに声がけをする、足りない場所にヘルプに入る。一見当たり前のことなのですが、「言うは易し行うは難し」という位、実はとても難しいこと。こうしてできて初めて、成長を感じるのだと改めて気付かされました。

【本日の工場長(佐々木)は語る】
 初めての工場長役は、言われるがままの作業をこなすことが精一杯で難しかったです。充填後の缶から原料がはみ出ていないかなど、いろいろ確認しては用紙に記入してと、常に責任感が求められる仕事だと感じました。

 

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七重浜れいんぼ~祭(M科)

 午前中で体験入学を終えた水産食品科の午後は、10/5(土)と10/6(日)の2日間で開催される標記イベントへ製品販売で参加してきました。本校は本日(10/5)のみの参加となりましたが、各方面からの事前告知を目をされていたお客様も多数いらっしゃったようで、開店前から長蛇の列となる結果となりました。準備した300セット(「さば水煮」「さば味噌煮」「ツナマヨ」の3缶1セット)は、あれよあれよという間に開始1時間を待たずに完売となりました。販売実習に参加した有志生徒も、自分たちで製造した製品を笑顔で手にするお客様を見て、非常に励みになったことと思います。
 末筆となりますが、お声がけいただきました北斗市役所ならびに七重浜住民センターの関係者の皆様、そして足をお運びいただきましたお客様方、誠にありがとうございました。

 

水産食品科へようこそ②(M科)

 7月末以来の第2回一日体験入学。本日(10/5)は天気にも恵まれ、心地よい季候の中で中学生を迎えることができました。第1回実施とは異なる体験内容を準備し、本日はあの手この手でおもてなしを行います。施設設備の体験項目では、本学科ならではの体験ができたのではないかと思います。また、在校生との交流会もお互い照れながらの意見交換となりましたが、話しが途切れることなく静かな盛り上がりをみせていたようです。結果的に保護者の方にまで満足いただけた体験となったようで、会の終わりには笑顔で見送ることができました。
 末筆となりますが、休日にもかかわらず本校体験会、その中でも本学科を選び、足をお運びいただきました中学生ならびに保護者の皆様、誠にありがとうございました。この縁が実を結び、4月の入学式で再開できることを心待ちにしております。

製造実習室を見学しよう(M1)

 本日(10/4)より後期の基礎実習が再開された水産食品科1年生。後期からは製造実習に向けて、食品に関する内容がより色濃くなってきます。特に進級後の2年生からは、毎実習で製造を行う頻度が高まるため、その心構えを養うことが必要となります。初めて製造実習室へ足を踏み入れた1年生たち。上級生がどのような機材を使って実習をしているか、これからの自分たちに当てはめて学ぶ時間となりました。

 

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さけ筍〔SM〕缶詰(M3)

 水産食品科3年生も本日より製造実習再開です。過日のさけ水煮(PSN)缶詰の製造に引き続き、本原料のもう一つの定番となる標記を本日(10/2)は製造しました。大きめな孟宗竹(筍の水煮缶詰)と、前回使用の小ぶりなからふとますを原料として用います。初めて処理する筍はカット幅が定められていましたが、これまで培った技術を用いて難なく処理することができました。

【本日の工場長(田中)は語る】
 工場長として巻締機付近にいたところ、真横で2度ほどブザーが鳴ってビックリしました。実習の作業自体は比較的グラム合わせもしやすく、充填もしやすかったと感じました。


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さばオイル漬け〔MK4〕缶詰②(M2)

 考査期間のため先週の実習はお休みでしたが、本日(10/1)より後期の製造実習が再開されました。過日処理した二枚おろしのさばを原料に標記を製造します。7月以来となる標記実習となりますが、以前に比べてスムーズに動けていたように感じます。2年生も折り返し地点となり、様々な場面で成長を感じている生徒も多いように思われます。

【本日の工場長(佐藤)は語る】
 業務自体はそこまで難しいことはありませんでしたが、普段の業務より工場長としての業務は、また違った責任感を感じました。今回の実習は油を使う実習だったので、清掃を念入りにするなど大変でした。

 

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体験乗船(M1)

 前日まで天候が心配された標記でしたが、本日(9/26)若干の風はあるものの降雨なく実施することができました。乗船経験のない生徒も中にはおり、初めての実習船に興味津々。接岸中はこみ上げる諸々を何とか凌いだものの、岸壁を離れた湾の外では、うねりを伴う海況にそのつらさを吐露する生徒も若干名いたようです。それでも、皆と食べる昼食、船内での稼業体験や釣りなど、思い出深いものにになったのではないでしょうか。時化もあれば凪もある、人生にも似た波模様ですが、この一回で船を敬遠せずに次の機会に海と船に親しんでもらえたらと思います。
 末筆となりましたが、実習船管理室や若竹丸の皆様には、この度の乗船に際しご高配いただき誠にありがとうございました。

さけ水煮〔PSN〕缶詰②(M2)

 本日(9/24)は過日3年生でも行われた標記を製造しました。原料入荷の都合上、必ずできるという実習ではないため、2年生も貴重な製造体験として行うことができました。普段扱っているさば原料比べ、サイズ感はさほど変わらない小ぶりな原料でしたが、肉質は水気が多く柔らかいため、身を押し潰さないよう丁寧な処理を心掛けました。

【本日の工場長(鈴木)は語る】
 缶詰へ注液した水の計り直しなどがあり大変でしたが、楽しい実習でした。次回の実習では、もう少しテキパキと動けるように頑張りたいと思います。

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さば味噌煮〔MKB〕缶詰④(M3)

  翌週の17日(火)から始まる期末考査を目前に、本日(9/11)の水産食品科3年生では標記を製造しました。考査前の製造は本日で一区切りとなります。昨日に比べたら太陽が陰っている分、比較的涼しい中での実習が行えました。前回の水煮の反省を活かし、今回の味噌煮を製造できていたように感じます。

【本日の工場長(新谷)は語る】
 急遽の役割変更で担当となった工場長役。久し振りに工場長を務めましたが、前の工場長役の時に比べると、全体的にすごく早く作業を終わらせており、皆の成長を感じました。

 

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さば水煮〔MKN〕缶詰⑦(M2)

 朝晩は気温もだいぶ落ち着き、過ごしやすくなってきましたが、日中はまだ気温も高く額に汗することとなった本日(9/10)。先週に引き続き、水産食品科2年生では標記を製造しました。前回アクシデントを反省材料とし、本日の課題に設定しておりましたが、反省点も改善されてしっかりとできていたように感じられる実習となりました。

【本日の工場長(外山)は語る】
 缶詰のダブルチェック業務がプレッシャーもあり大変でした。本日は長崎大学からの見学者もあり、見られている緊張感もありましたが、とても良い経験となりました。

 

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さば水煮〔MKN〕缶詰⑥(M3)

 風がほど良く抜ける近頃ではありますが、未だ日差しは強く日中の気温は高くなる本日(9/4)となりました。3年生も基本に立ち返り標記を製造します。本日の各班を比較したところ、原料を無駄なく充填できた班が、一番の製缶数となっていました。実習の性質上、最後まで作業をしている班に早く作業を終えた班の余剰肉が集まってしまいますが、如何にそれを少なくするかが重要となります。

【本日の工場長(寺嶋)は語る】
 工場長としてダブルチェックの作業をしていたのですが、各班がしっかり確認をしてから持ってきてくれたので、作業も少なく済みました。全体の作業は3校時中には清掃も終わっていたので、早かったと思います。ちょっとしたトラブルもありましたが、楽しく実習ができました。

 

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さば水煮〔MKN〕缶詰⑤(M2)

 基本に立ち返った本日(9/3)は標記を製造しました。前回の原料に比べて今回の原料は型も良く、捌き応えのあるものとなりました。久し振りすぎて工程を忘れるアクシデントもありましたが、徐々に勘を取り戻していたように感じます。肝心な歩留りに関しては、原料の処理ロスが少なく製造缶数も多かった3班が、僅差で一番低い数値となりました。1缶あたりに充填するグラム量の上限と下限、歩留りが低くとも製缶数が高めに変わる点も考えて欲しいところです。

【本日の工場長(大東)は語る】
 工場長業務は思った以上に仕事はありましたが、楽しく行うことができました。アクシデントもあったようですが、全体的にスムーズにできていたと思います。

 

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カッター実習①(M1)

 天候にも恵まれた本日(9/2)の水産食品科1年生の実習は、機関工学科の協力を得て標記実習を行いました。カッター実習と言っても何か工作するというわけではなく、刃物のカッターではなく「カッター艇」に上艇しての実習を指します。今回が初見となったカッターについて、基本的な構造や漕艇方法を一から教えていただきました。

 末筆になりますが、ご協力いただいた機関工学科の先生方、誠にありがとうございました。

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中和滴定(M3)

 本日(9/2)の食品管理Aの科目内実験では、先週に引き続き標記について学びました。本来であれば危険な薬品を用いることもある本実験。ビーカーを利き手、ビュレットコックを反対手で同時操作する性質上、安全バージョンとして「食酢」と「こんにゃく液(水酸化カルシウム)」を代用しての滴定操作を行いました。指示薬としてフェノールフタレイン溶液を加えると、滴下したアルカリ分に反応し、ほんのりピンクに色づきます。薄いピンク色でストップすると中和完了です。

操作の確認①(M3)

 本日(8/30)の食品管理Aの科目内実験では、前回学習した安全ピペッターの操作方法について、手順の確認として簡単な実技テストを行いました。安全ピペッターの取り付けから、器具標線に液面(メニスカス)をしっかりと合わせ、最後の一滴まで排出できるかがポイントとなります。緊張した様子でしたが皆しっかりとできていました。

 

さけ水煮〔PSN〕缶詰①(M3)

 昨日の雨はすっかりと通り過ぎ、本日(8/28)は穏やかな日差しが差し込む実習となりました。原料価格高騰によって実に約8年振りとなった標記製造品。秋口にはさけトバ製造でしろさけを扱うことはありますが、本製品は小ぶりなからふとますを原料として製造が行われました。初めてのさけ缶詰に生徒も興味津々です。

【本日の工場長(寺本)は語る】
 初めて経験したさけ缶詰でしたが、皆スムーズにできていたと思います。フィッシュカッターは今回初めて使いましたが、とても難しく感じました。

 

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